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北海道旅行記 函館編②
函館山夜景の攻略法

さてさて、函館観光といえば、やっぱり函館山からの夜景は外せません。
なんせ極上の眺望でミシュラングリーンガイドジャポンで「わざわざ旅行する価値がある」を意味する三つ星として掲載もされているほどの100万ドルの夜景が見られる場所なんですから。

ただですねー、、行く前の私の心境としては、めちゃめちゃ混んでいる&霧などで夏場は見えることが少ないという懸念点が2つあることがどうしても気がかりで気を揉み揉み。
せっかく登ったところで見えないんじゃ切ないからねぇ。

まぁ、山頂へ行くとしてもロープウェーで行くか登山バスで行くか、観光タクシーで行くか、どの方法で行ったらいいのやら・・アクセス方法についても旅行前に悩みまくる。

函館山頂へのアクセスをどうするか?

主に3択! ロープウェー 登山バス 観光タクシー

私の選択は・・・

結局、どうしたかというと私たちは観光タクシーを選択。
ゴルフ2ラウンドした上に旅行も終盤を迎えていて、身体が悲鳴を上げていることが想定できていたことと、正直とりあえず並びたくない&坂道を歩きたくない&ホテルへの送迎付き&二人旅行なので写真撮影もしてくれる&意外と二人分を考えたらそんなに金額面も高額ではないというメリット面が多いということで、事前に観光タクシーを予約していたのですがこれがまた結果的には大正解!!

観光タクシーが正解!

これから観光を考えている方には私個人的には絶対おすすめ! どんなに混んでいようともせっかくだからロープウェーに乗りたい!!という意思を絶対に変えずに貫く強い想いがある方以外は是非とも検討の価値ありです。

出発時間に関してもお任せした所、当日の日暮れ時間が18:50で山頂まで20分で到着することから18:30スタートが良いのでは?というアドバイスがあり、ホテルのロビーまでお迎えに来てくれました。そして20:00までで料金は6880円です。
八幡坂や旧公会堂などや元町公園なども廻ってくれて、このお値段ははっきり言ってお買い得。2人以上なら特におすすめですよ、これは。

さてさて、ホテルロビーまでお迎えに来ていただいた運転手さん。
お話好きで色々と楽しくお話ししながら函館山山頂へとタクシーで向かいます。
とりあえず、函館山山頂は365日大袈裟ではなく毎日激混みで物凄いことになっているということ・写真撮影どころか夜景も人混みで見れないかもしれないこと・昔と比べて函館の人口が減って夜景も以前ほどの光はなくネオンが減ってきていることなどの話を伺いました。

えぇーーー Σ(‘◉⌓◉’)
わ、わかりました。とりあえず夜景への期待はゼロにしておきます。以前のことは忘れますと運転手さんへ伝えると「期待値をゼロにしていただくといいと思います」との答えが。

あと、心配していた霧に関しては、麓の下から山頂が見えていれば問題なく見えますよ。今日はバッチリです!と言われてこの点に関してはまずは一安心。
私的には山頂のごった返しているリアルな現実を甘く見ていて、とにかく心配どころは見える見えないかの霧問題だけだったのよねぇ‥ この時点では。

山頂へ到着!

これぞまさにオーバーツーリズム

山頂へと到着すると、観光バスが既に5台程はいたかな。ふむふむ。とりあえずまだ暗くなってない段階でロープウェイから来る大集団を除いても何百人は狭い展望台に既にいるわけね。
運転手さんから自撮り棒とかあると良いんですけどね、と言われると「私持ってきてますよ!!」と得意気にジャーン!と自撮り棒を取り出す私。「おおおお! よかったです。 多分それがないと夜景が見えないですから」と言われて、
「そんなに?」と半信半疑な私。
運転手さんに同行の有無を確認されましたが、とりあえずここは委ねるべき!と思い同行をお願いしました。
これも結果的には同行をお願いして大正解!

というのも、兎にも角にもめちゃめちゃ人・人・人の大混雑!!!

いやー こんなに人でごった返ししているのはそんなに経験はないかも。いや、あるかもだけど何というか皆さんの必死さが凄いのと多分場所が狭すぎて余計に圧を感じるというか・・。うーん。花火大会でもこれほどの混雑はないよなぁ〜・・・

というか、以前昔に来た時はもうちょっと広場的な感じで広かった気がしたけど、それは人が多すぎるからなのか いや 多分なんか改装とかしたんかな、今はとにかく人が移動できる場所がそもそも狭い。狭すぎる!!!!
その上に、人が歩けないほどに人が殺到。

で、前列にいる人々は一向に場所を譲らない。多分暗くなるまで場所を譲らないんだろうなぁ・・・と後ろの面々は何も見えずただただひたすら絶望感に打ちひしがれるのみ。
そして諦める現実しかないことを渋々受け入れてただ無意味に前進するのみ。
目に入る景色はただただ何重にも重なる人々の後ろ姿。
うーむ、、 ほんとに人々の後頭部しか見えないじゃん。
頭・頭・頭・掲げたスマホたちしか見えない。
光のかけらどころ何ひとつ一切見えず。
スマホやカメラを必死に上に掲げてなんとか夜景をカメラにおさめようとする人々の必死な後ろ姿・いや後頭部しか見ることができません。
はて? 本当にここから夜景が見えるん?
というか、夜景ってこんな想いして見るものだっけ? 情緒のかけらもないじゃん・・・
一体何をしにわざわざここに来たんだろうか?と色々と感情まで見失ってしまう感覚に陥ってしまう。

函館山夜景観光に必携品なものとは?

為す術なくあっけにとられていると、運転手さんが、「自撮り棒で上に上げて撮ってみてください」と言ってくれて、こんなんで撮れるだろうか?と半信半疑でするすると棒を上に上げて自分の目線からは全く見えないけど言われた方向に向けてシャッターボタンを押してみると

おーーー 撮れてるじゃーん!!  すごいすごい
時間の経過とともにだんだんと綺麗な夜景になっていく

おー おー おーーー 期待値をゼロにしてたおかげで夜景も思っていたより綺麗だと感動。
人の頭で全く自分の目では拝むことができない夜景を自撮り棒を上へ上へと伸ばして撮影したこの夜景もまたなんだかなかなかに味わうことができない非日常感で貴重でもあるし、なんか笑えてくる。

多分自分たちだけで来たらどこへどう進んでいいかも分からない混沌とした状態だったけれど、運転手さんに導かれるままにルートを確保。「ここの一瞬で見れますよ、ゆっくり行きましょう」とか、反対側に行きましょうなどとさすがは毎日来てるだけあってプロフェッショナルな案内とプロの導きによって夜景はそれなりに満喫できました⭐︎

一番の見どころは夜景よりも人混みだったかもしれない 笑

帰りのロープウェイを待つ行列もまたすごいのなんのって。皆様 お疲れ様でございます(._.)
山道をタクシーで降りる際に結構山道を歩いている人たちが結構いました。運転手さんにロープウェイで並んでる人とどっちが早いですかね?と尋ねると、歩いて降りた方が早いかもしれませんね、と。
実際のところは分からないけれど、選択肢としてはアリかも。
それと、私たちが降りる時には山頂の駐車場も混み混みで駐車場待ちのタクシーがいっぱい。タクシーで来る場合も時間が重要かもしれない。
せっかくタクシーで来たのに手前で止まって歩くのも嫌だし、時間を無駄にしたくないからね。

自撮り棒が最強!!

タクシーの運転士さんは、自撮り棒の案内も会社がしてほしいんですけどねー、とぼやいていました。案内だけでも事前にしてくれればだいぶ違うのに、と、多分毎回案内をしていて、せっかく来て下さったお客様が夜景を見ることができなくて残念がる姿を目の当たりにしてるからだと思うけど、現場の声が上に届くといいよね、ほんと。

私自身も、自撮り棒は本当に持ってきてよかったと思った。本来の使い方とは違う用途にはなったけど、せっかく来たのに夜景を身をもって感じることができないのはやっぱり悲しすぎるので。

自撮り棒は旅行中でもやっぱり使えるので是非とも持っていきたい相棒かと。
個人的にお勧めなのは三脚代わりにもなるタイプだけど、安定するためにも私は三脚よりも四脚タイプがおすすめ。断然安定感が違う!
三脚だと風にゆらゆら、ふらふら危なかしいったらありゃしない。スマホにガチガチの保護強化ガラスを貼っていたとしても上からアスファルトに勢いよく落ちると保護しきれず液晶割れしちゃいますから(←経験者)
道路や舗装路でもやっぱり微妙にガタガタしてるので室内のツルツルした床とは違ってやっぱり屋外は三脚では心許ない。四脚ならばよっぽどの強風でなければ力強く踏ん張ってくれる心強い味方でいてくれるのだ!
と、業者みたく宣伝を熱く語ってしまいましたが

函館山だけじゃない! 夜の観光名所

やっぱり八幡坂!

八幡坂でパチリ⭐︎

ポストカードみたいだけど、これは私のiPhoneで運転手さんが撮影してくれた写真。めっちゃ撮るの上手いよね
私より使いこなしてくれていますヽ(´▽`)/

昔のチャーミーグリーンという洗剤のCM。
手をつないでスキップする老夫婦の姿はみんなが憧れた❤️
そういう私も理想の夫婦の姿として昔から例えにあげてましたとも。
そのロケ地がこちら。函館の八幡坂です。

夜なら誰にも邪魔されずチャーミーグリーンごっこができる!

昔来た時は昼間だったけど人がすごくって写真を撮るのがなかなかに難しかった。今もそうなのかな?
夜はタクシーで連れてきてもらう観光客が私らも含めてチラホラ程度。写真ものんびり撮影できるので綺麗だしかなりおすすめだな。

チャーミーグリーンのご夫婦まではまだまだですが、あやかれるかなー

とても大満足だった函館の夜なのでした。

宿に帰ってからは、大浴場もさほど混雑しておらず温泉を夜景とともに堪能。
明日の朝食に備えて、夜はかるーく無料の夜鳴きそばを頂きます。塩味うまっっ!

(おまけ)番外編

探したらありましたー。平成10年だって 1998年。
うぎゃー 26年前

大した混雑もなく普通に夜景を堪能してました。
今はできない贅沢。
ネオンの量の変化はいかがでしょうか?